Anthropicは10月8日(現地時間)、Claudeの新機能「Claude Dashboards」と「Claude Motion」をベータ公開したと発表しました。同時に、これまでベータ提供だった「Claude Docs」「Claude Slides」「Claude Design」がベータを卒業し、無料プラン(Free)を含むすべてのプランで使えるようになったこともアナウンスされています。資料作成をAIに任せる動きが、有料ユーザー限定から一般利用へと広がる節目のニュースです。
Docs・Slides・Designが無料プランにも開放
「Claude Docs」(文書作成)「Claude Slides」(プレゼン資料作成)「Claude Design」(デザイン・プロトタイプ作成)は、チャットの会話の中で頼むだけで文書・スライド・デザイン案を作成し、そのまま編集できる機能です。これまでPro・Maxなど有料プラン中心のベータ提供でしたが、今回正式に全プランへ展開され、無料ユーザーもチャット上で資料作成から編集まで行えるようになります。なお、Enterpriseプランでは管理者が設定をオンにするまでは無効のままですが、10月15日以降は管理者が何もしなくても自動的に有効になる仕様です。
新機能「Dashboards」と「Motion」はベータで追加
新たに加わった「Claude Dashboards」は、BigQuery・Databricks・Snowflakeといったデータ基盤や、Salesforceなどの顧客管理(CRM)ツールと接続し、自社データをもとにしたダッシュボードをチャットから作成できる機能です。現時点では有料プラン向けのベータ提供となっています。
もう一つの「Claude Motion」は、簡単なアニメーションや説明用動画(モーショングラフィックス)をチャットから作成・編集できる機能で、こちらはTeam・Enterpriseプラン向けのベータ提供です。どちらも、Enterpriseでは管理者がArtifacts設定から有効化する必要があります。
出典: https://www.kucoin.com/news/flash/anthropic-launches-claude-dashboards-and-motion-in-beta https://www.testingcatalog.com/claude-launches-dashboards-and-motion-in-beta/ https://www.newsquawk.com/headlines/anthropic-says-that-claude-docs-slides-and-design-are-out-of-beta-and-on-every-claude-plan-including-free
経営者にとっての意味
これまで「資料作成をAIに任せる」のは、有料プランを契約している一部の社員だけの話になりがちでした。無料プランでもDocs・Slides・Designが使えるようになったことで、社内の誰でも、契約プランを気にせず簡単な文書・スライドのたたき台をAIに作らせられる環境が整いつつあります。一方、DashboardsやMotionのような、社内データと連携する機能・動画制作のような高度な機能は引き続き有料プラン前提です。無料で広く使える部分と、投資判断が必要な部分の線引きとして捉えておくとよさそうです。
まとめ
一言で言うと、「AIによる資料作成の基本機能が、全社員が気軽に試せる水準まで降りてきた」ということです。社内でまだ一部の人しかAI資料作成を使っていない場合は、無料プランでもできることが増えたタイミングで、改めて周知してみる価値があります。
