今回は、マイナースポーツのサービス開始にあたり、Instagram運用をご支援した事例です。
サービス開始後わずか1ヶ月で、Instagram経由で10名の新規顧客(オンラインサロン)の集客を達成。「認知ゼロ」の状態から、いかにして短期間での集客を実現したのか。その戦略と実行のプロセスをご紹介します。
ご依頼の背景
クライアント: スポーツ業界でよくある「指導者の感覚ベースの指導」ではなく、データ分析に基づき、理論的な指導を行うマイナースポーツ事業を展開。
しかし、その専門性の高さゆえに、サービス開始直後は以下のような課題に直面していました。
- 課題1:認知ゼロサービス開始直後で、クライアントの存在を知る人は誰もいませんでした。
- 課題2:手探りの発信Instagramアカウントは開設したものの、「何を」「誰に」「どう発信すれば」指導の価値が伝わるのか、全くの白紙状態。
- 課題3:ニッチな領域で、「本当に悩んでいる層」にどうアプローチすれば響くのかが分からない。
分析と設計
「専門性の高い指導内容」を「ターゲットが求める情報」に翻訳し、集客までの導線を設計。
1. ターゲット分析とペルソナ設定(ロジック・ファースト)
まず、「誰に」届けるかを徹底的に定義しました。
単なる「選手」ではなく、「感覚的な指導に疑問を持つ、本気で上達したい選手」といった、具体的なペルソナを設定。
2. 競合優位性の明確化
ターゲットに対し、なぜ今回のクライアントのオンラインサロンに入るべきなのか。「他のインフルエンサー的指導者」との違いを明確にしました。
3. 「集客」をゴールとした導線設計
フォロワー数を追うのではなく、KGI(最重要目標)を「オンラインサロンHPにアクセス*に設定。
そのために、「認知(リール)」→「興味(プロフィール)」→「理解・安心(ストーリー)」→「行動(オンラインサロンHP)」という流れを緻密に設計しました。
実行した施策
戦略に基づき、「明確・シンプル」で「再現性」のある施策を実行しました。
1. 「集客できる」アカウント設計
- プロフィール最適化: 「誰が、「何を得られるのか(科学的フォーム改善)」を専門用語を使わずに一目で理解できるよう最適化。
- 戦略的ハイライト配置: 申込みの障壁となる「どんな指導?」「料金は?」といった不安を先回りして解消するハイライトを設置しました。
2. 「申込み」を生むコンテンツ戦略
闇雲な投稿を一切やめ、すべての投稿に「集客」への役割を持たせました。
3. コミュニケーションとクロージング
- ストーリーズのQ&A機能で悩み相談を受け付け、専門家として回答することで信頼関係を構築。
- オンラインサロンの募集では、「限定〇名様」といった緊急性・限定性を演出し、迷っている人の背中を押すクロージングを行いました。
成果
戦略的なアカウント設計とロジックに基づいた発信の結果、以下の成果が短期間で現れました。
- 【定量的成果】
- サービス開始1ヶ月で、オンラインサロン入会10名を達成。(当初の目標を大幅に上回る結果)
- 広告費ゼロで、質の高い(=悩みが深い)フォロワーを獲得。
- 【定性的成果】
- 「まさにこんな指導法を探していました」「いつも理論が分かりやすいです」といった、熱量の高いDMやコメントが多数寄せられました。
- クライアント様からは「何をすべきかが明確になった」「手探りの不安がなくなり、自信を持って発信できるようになった」とのお言葉をいただきました。
成功の要因
今回の成功は偶然ではありません。弊社のValues(価値観)に基づいた戦略実行の結果です。
- クライアントの「情熱」を、データとロジックで「ターゲットに届く言葉とビジュアル」に翻訳したこと。これが最大の成功要因です。
- 投稿して終わり、ではなく、日々の数値を分析し、「この投稿が伸びた要因は何か」「次はどう改善すべきか」をクライアントと密に連携し、PDCAを回し続けた(伴走した)結果です。
- 追求感覚的な運用ではなく、「勝つための型」をクライアントの状況に合わせて最適化したからこそ、短期間で成果を出す「再現性」が生まれました。
まとめ
fpi合同会社は、「挑戦が、もっと楽しく、もっと確かなものになる社会へ」というVisionを掲げています。
あなたのビジネスが持つ素晴らしい価値や情熱が、ターゲットに届かず「無駄な努力」になっていませんか?
私たちは、単なる作業代行者ではありません。あなたの挑戦に「再現性の高い勝率」をもたらすStrategy Designerです。
SNS運用やWeb戦略にお悩みの方は、ぜひ一度fpi合同会社にご相談ください。
